2012年2月16日木曜日

池上彰 宗教がわかれば世界が見える



遅ればせながら、『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』を読ませていただきました。

良い本です。

一般的に宗教を問われて「無宗教」だと答える日本人の全てに読んでもらいたい。
無宗教も、共産主義も、科学すらも「とらわれれば」宗教と同じ。
私も考えていたことなのですが、宗教比較を解りやすく人に伝えるのは難しいし、仏教が良いよ!という結論になると手前味噌になっちゃうし。
こういうジレンマの無い言葉で、学べるニュースでおなじみの池上彰さんが、いつもどうり誰にでも解りやすく解説してくれています。

キリスト教、イスラム教、仏教、神道、様々な宗教の違いと問題点、なぜ戦争が無くならないのか、
西洋人のバックボーン、日本人のバックボーンについて考えさせられる本になっています。

全体的には仏教よりで、強いメッセージが込められていると感じました。
仏教が世界的にみても、「珍しい」教えであり、今の状況がもったいない、信者で無くてもその教えを学ぶことで使える希有な宗教だとおっしゃっています。

神を信じることを受け入れなければ本当の神の言葉は届かない。
しかし、仏教は哲学として、人間の心と向き合い続けてきた宗教だから神や仏を信じていなくても、利用できる教えがたくさんある。


葬儀のありかた、僧侶のあり方についても、たくさんのことを書いてあり、若い僧侶にも、ぜひ読んで欲しい内容になっています。

自分が無宗教だと考えている方、一度読んでみて下さい。
日本に染みついた、神道、仏教と西洋の宗教の違いを見れば、「私は日本教なんだなあ。」と自覚すると思います。

価値観と宗教が深く結びついている「すべての国」にあって日本の特殊な環境。
また、戦後、共産化しなかったにもかかわらず、日本の教育に「共産的」な教育者が宗教教育を放棄させただけで、共産主義という宗教を根付かせるには至らなかった現在の教育の問題も見えてきます。

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文藝春秋社刊
「池上彰の宗教がわかれば世界が見える」   ¥840

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