2012年7月26日木曜日

土用の丑の日 うなぎの日! (染河内 橋本みせのうなぎ)


このあいだ、富士山の帰りにうなぎを食べた話を書きました。

染河内は、山間部の農村ですが、なぜだかうなぎが名物なのです。
しかも、富士山の時にも書きましたが、「ワイルドなうなぎ」なのです。

割いて、串さして、蒸して、白焼きして、タレつけて、また蒸して、タレつけて焼く
な~んてことをしません。

背開きのうなぎを、この辺の特産(売ってないけど)の山椒醤油のタレに漬けて
炭火でこんがりと焼く!
これだけです。

上の写真が山椒醤油。

山椒の実をすり鉢で丁寧につぶし、醤油を混ぜたものです。
山椒は収穫時期によって辛みが違うので、春の青い山椒の実を使う家、七月下旬の弾けそうな堅い山椒の実を使う家 、山椒の皮を残す家、漉してしまう家と様々です。

そのまま一年ぐらい寝かせたものが好きな家もあったり。

山椒醤油のタレにうなぎを漬け込みます。

固形の部分は、山椒の実の皮の部分。

うなぎは脂がきつく、昔の人はおなかを下すこともあったそうで、そこから蒸す→焼く→蒸すという製法になったのかと思います(脂を抜くため)
しかし、山椒醤油を使うと、脂を抜くなんて、なんてもったいない!と思います。
山椒醤油がこの脂にピッタリマッチ!最高の風味になるんです!

染河内の人は、この山椒醤油で焼いたうなぎを、丼にしたり、刻んで茶漬けにしたり、また「う酒」といって、切り身を熱燗に放り込んで飲みます。

いずれの場合も、山椒醤油をたっぷり入れて、唇がピリピリしびれるぐらいの辛さにして楽しみます。

この山椒醤油に慣れてしまうと、どんな老舗の最高のうなぎだと言われても、甘いうなぎが美味しいと思わなくなってしまいます。




ちょうど土用で、地元の橋本店(はしもとみせ)は、うなぎを焼くのに大忙し!
でも、うなぎの価格の高騰で、いつもより少し少ないんだそう。

それでも、この暑い中炭火をおこして、百匹以上のうなぎを家族と近所の子供達で焼いていました。

高校生の頃バイトをしていた魚屋で、大量のうなぎをトロ箱に詰め替えをしていたら、

「これ、ほとんどお前の村で食べる分やぞ。どんだけ、うなぎ好きなんや。お前の近所は!」

と言われたことがあります。

 刻んで茶漬けにしたら、B1グランプリでもイイ線行くんじゃないかな~などと話したこともありましたが、これだけうなぎが高価になってしまうと「B級グルメ」と言えないなあ。

橋本みせ、最近いつも店番をしてくれていた、おばあさんが亡くなられました。
若い頃に主人に先立たれ、女手一つ子供を育てながら、お店を守ってくれていました。

なんとか、染河内の過疎化に歯止めがかかっているのは、この橋本みせともう一件長野みせの存在があると、いつも思います。

二つの店の品ぞろをを合わせると、コンビニ並み!
橋本みせは食品、駄菓子、雑貨。長野みせは、酒、たばこ、おつまみ類。

独居老人の増えてきた染河内ですが、現店主の橋本修造さんが移動店をやってくれているので、施設や福祉に頼らなくてもやっていけている方がたくさんいます。

ありがたい、ありがたい。


 まさにソウルフード!
染河内のご当地グルメです。

うなぎの季節になると、お店の前で大量に焼いておられますが、ほとんど注文品です。
残念ながら、通りがけに食べていこうか~ということが出来ません。

全国的に売れると思うんだけどなあ。
日本中でも他には無い食べ方だと思います。

発送などもしていないので、もし食べたいと思った方は、電話予約の上、お店まで取りに来てもらうしかありません。

少しマイルド(辛さレベルで言うと10段階で4ぐらい)な橋本みせ特製の山椒醤油がオマケについてきます。

橋本商店 電話0790-72-0572

最後に動画をつけておきます。
うなぎの焼けるところをご覧あれ~

村出身の人なら、よだれの出そうになること間違いなし!

Posted by Picasa

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