2013年4月5日金曜日

地獄絵図 船越山瑠璃寺



少し用事があって、子供を連れて瑠璃寺へ行きました。

ちょうど、地獄絵の特別展覧があって、嫌がる息子に説明しながら地獄めぐり。

上は九相図といって、美しい女性が野辺で倒れてだんだんと腐敗する様子を描いたもの
世の無常と、外見にとらわれる愚かさを悟らせるために、盛んに描かれたそうです。


地獄絵も書いた時代、画家によって残酷さが違います。
おどろおどろしい図もあればコミカルに見える絵もあります。

瑠璃寺の地獄絵は美しく一見さらっと見えますが、じっくり見ると細かい描写がとてもグロい(失礼)



賽の河原。
「親より早く死んだらいけないよ」

親の涙が三途の川をあふれさせ、子供が川を渡れず、親の流した涙の分河原の石を積まなければならない。
あともう少しで積みあがるというときに、鬼が出てきて「お前の親の悲しみはこんなもんじゃない!」
と積みあがった石を金棒で崩してしまう…という教え。

子供に危ないことをさせないように、考えられた画です。

しかしこれでは、不慮の事故や病気で子供を亡くした「親」に救いがない!

だから地蔵菩薩が現れる。
石を崩して子供を追い掛けまわす鬼から、子供たちを優しく守り極楽浄土に導いてくれる。

お地蔵さまは、子供の守り仏さん。
古来から信仰を集めたのもうなずけます。
  


極楽浄土の図。
地獄から極楽まで16幅のテーマあるすばらしい図です。

タイなんかだと死体博物館とかあって、小学生に必ず死体を見せていると聞きます。
最近は、お葬式で親族の死体を子供に見せたくないという人もいるそうですが、人間は必ず死ぬ儚い存在だからこそ正しく生きなければいけない。という一つの教育のチャンスだと思います。



何かを感じてくれたかな。感じてくれてるといいな。
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